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京都市指定有形文化財

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)

【 京都府京都市】

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ヴォーリズ円熟期の代表的な住宅、駒井家住宅

ヴォーリズと駒井卓・静江夫妻の共同作品「駒井家住宅」

京都市左京区北白川、白川疏水のせせらぎが心地よい桜並木の散策道沿いの一角に、駒井家住宅はあります。駒井家住宅は、「日本のダーウィン」と評され遺伝学等に大きな功績を残した駒井卓博士(京都大学名誉教授)の私邸として、1927年、ヴォーリズ建築事務所の設計により建てられました。

外観は、当時アメリカで流行していたアメリカン・スパニッシュ様式をベースにしながらも赤い和瓦を使うなど周囲の環境とほどよく調和し、ヴォーリズの心遣いを感じさせます。芝生敷きとなっている庭園は、草花や樹木が季節を感じさせ、テラスの藤棚からは柔らかな光が差し込み、穏やかで心地のよい時間が流れています。このお庭では、かつて駒井家のご家族がテーブルとパラソルを出して団欒のひとときを過ごしました。

玄関から居間に入ると、思いがけず広々とした、明るい空間が広がっています。ヴォーリズは独創性や凝ったデザインよりも、住み心地を考えた健康的・能率的な建築を目指し、施主の要望に沿うことを心がけました。駒井家住宅にも、腰掛付きの出窓やふんだんに備えられた収納スペースなど、機能的な工夫が随所に見られます。

サンルームの隣の和室は、普段は着物で過ごしていた静江夫人の希望に応えたものだと考えられています。玄関から左手の階段は、着物でも上がり下りしやすいように段差が低くなっており、ヴォーリズの配慮が伺えます。ヴォーリズは駒井夫妻の希望を柔軟に聞き、設計に取り入れていきました。駒井家住宅はまさに、ヴォーリズと駒井夫妻の共同作品と言えるでしょう。

愛らしいクリスタルのドアノブ、階段室のステンドグラス、駒井夫妻が愛用した家具も残されており、当時の暮らしを思わせる温かみのある建物です。

ボランティアに支えられて

2002年、「大切に住み継いできたこの建物と景観、ならびに駒井卓・静江の実績を未来に伝え残したい」というお気持ちから、駒井家のご家族が土地および建物を公益財団法人日本ナショナルトラスト(JNT)に寄贈されました。修復後、2004年から一般公開をしていますが、公開等の運営は駒井家住宅をこよなく愛するボランティアに支えられています。

ボランティア活動は、駒井家住宅らしく自由な雰囲気の中で行っています。無理なく活動出来る時に来ていただき、それぞれの個性や興味が活かせることを中心に、見学者のご案内や受付、清掃などをお願いしています。さらに「駒井家講座」といった学びの場もあれば、お庭での柿やブドウの収穫、ドクダミ茶づくりなどのちょっとした楽しみもあります。ボランティアスタッフの年齢や興味の範囲もさまざまですが、皆さんそれぞれ楽しみを持ちながら活動されています。
JNTでは、ボランティアにご参加いただける方を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

現地からのメッセージ

マネージャー 高木良枝・國谷なつみ

駒井家住宅 マネージャーからのメッセージ

保護資産について

取得年
2002年 *寄贈
保護の体制
管理運営などは、JNT事務局が中心となって専門家によるワーキングを定期開催し、保護管理委員会で承認を得て行っている。公開などの運営や日常管理は個人に委託している。
面積
敷地面積 900㎡
建築面積 154.4㎡

ご見学・ご利用にあたって

一般公開日時

毎週金曜日・土曜日 10:00~16:00 *受付は15:00まで

*夏季休館(7月第3週から8月末)・冬季休館(12月第3週から2月末)
*団体見学は休館日でもお受けしています。JNT事務局までご連絡ください。

入館料(維持修復協力金)

JNT会員:無料
一般:500円
中高校生:200円
小学生以下:無料  *保護者同伴
障がい者(手帳提示):無料  *介添者1名含む

詳しくは料金表をご確認ください。

・ご希望によってボランティアによるガイドをいたします(団体以外は予約不要)。所要時間は20~30分程度ですが、ご希望を承ります。
・建物・庭園の保護管理上、団体の人数は30名以内とします。ただし、内容・状況によっては相談に応じます。
・ガイドなどの資格をお持ちの方でも一般の入館者と同じ入館料(建物等の維持修復協力金として)をいただきます。
・10名様以上の団体見学は事前申請が必要です。JNT事務局と日程調整の上、申請書類に必要事項を記入し、原則2週間前までに郵送でお送りください(お急ぎの場合、FAXもしくはE-mailも可能です)。
・敷地内は禁煙・飲食禁止です。

撮影・貸切 利用する

駒井家住宅に関する取材をお受けしています。また、趣のある洋館での写真撮影や映像撮影のロケ地として、イベント会場として、さまざまな用途でご利用いただけますのでご相談ください。

【写真撮影】雑誌や通販カタログ等の撮影にロケ地としてご利用いただけます。
【映像撮影】ドラマやCM等の撮影にロケ地としてご利用いただけます。
【貸切利用】イベントや会合等の会場としてご利用いただけます。

*団体見学や撮影・貸切などのご利用については、休館日でも随時お受けいたします。事前にJNT事務局までご連絡ください。

利用料金(維持修復協力金)

利用規程をご覧ください。

*駒井家住宅への維持修復協力金は所得税および法人税控除の対象となります。

利用までの手続き

<手続きと流れ>
①JNT事務局と企画内容の確認、必要に応じて下見の実施
②日程調整
③申請書および必要書類の提出(原則として利用日の2週間前までにJNT事務局に提出)
④申請に対する回答(JNT事務局→利用者)
⑤撮影などの実施
⑥支払い(当日現金支払いまたは請求書払い。請求書払いの場合は請求書到着後2週間以内にお支払いください)

*必ず事前に「駒井家住宅 利用規程」をご確認ください。
*申請書は、郵送にてお送りください(お急ぎの場合、FAXもしくはE-mailも可能です)。
*写真の借用や再掲載などにも申請が必要です。以下の書類を事前にご提出ください。

<必要書類>
①団体見学
・公開日(申請書)
・非公開日(申請書、誓約書)
②写真・映像撮影(申請書、依頼書、誓約書、任意様式の企画書)
③貸切利用(申請書、依頼書、誓約書、任意様式の企画書)
④写真等の借用(申請書)
⑤写真等の再掲載(依頼書)

様式は以下からダウンロードしてください。

■駒井家住宅 利用規程  (PDF)
①駒井家住宅 団体見学 申請書等  (PDF)  (Word)
②駒井家住宅 写真・映像撮影 申請書等  (PDF)  (Word)
③駒井家住宅 貸切利用 申請書等 (PDF)  (Word)
④駒井家住宅 写真等の借用 申請書  (PDF)  (Word)
⑤駒井家住宅 写真等の再掲載 依頼書  (PDF)  (Word)

過去の利用例

・ドラマ「海峡を渡るバイオリン」(2004年 フジテレビ)
・ドラマ「新・科捜研の女」(2005年)
・ドラマ「野呂盆六」(2006年)
・ドラマ「マッサン」(2014年 NHK連続テレビ小説)
・CM「京阪電車CM」(2007年)
・CM「サントリー山崎」(2012年)  など

アクセス

【所在地】

京都府京都市 左京区北白川伊織町64

【アクセス】

①鉄道
叡山電鉄「茶山」駅下車 徒歩約7分
②市バス
<3番> 上終町ゆき「伊織町」下車 徒歩約2分
   北白川仕伏町ゆき「北白川小倉町」下車 徒歩約4分
<5番> 岩倉操車場ゆき「上終町京都造形芸大前」下車 徒歩約4分
<204番> 錦林車庫ゆき「伊織町」下車 徒歩約2分

*駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ

■ 駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)

TEL
075-724-3115 (公開日のみ)
FAX
075-724-3115
所在地
京都府京都市 左京区北白川伊織町64

■公益財団法人日本ナショナルトラスト 事業課

担当
梅宮(うめみや)
TEL
03-6380-8511
FAX
03-3237-1190
所在地
東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル4F
E-mail
m-umemiya@national-trust.or.jp