目的

地域(まち)の “シンボル” である自然・文化遺産の復旧・復興を支援することにより、地域風土に根差したくらしを取り戻すとともに、観光資源としての保護・活用への礎を築くことを目的としています。

プロジェクト愛称

プロジェクト概要

プロジェクト1 支援事業

多くの皆さまからお寄せいただいた寄付をもとに、対象遺産を選定し、助成を行っています。 さらに見学会の開催や情報の発信など多面的な支援を継続しています。

支援対象遺産

【募金額】

募金総額  66,383,589 ( 個人14,893,017円 団体51,490,572円 )

【支援状況】

申請数 154件( うち、建造物・記念物112件 無形・民俗42件 )

採択数 55件( うち、建造物・記念物34件 無形・民俗21件 )

助成総額  61,726,000

2018年9月末現在

プロジェクト2 パートナー事業

対象遺産の復旧復興の支援を行っている団体とパートナー協定を結び、その団体の活動に協力しています。

机浜番屋群再生プロジェクト(岩手県田野畑村) (終了)

1933年の三陸大津波以降に再建された漁師の作業小屋や倉庫などの大小25棟の番屋建造物群。2002年から地元青年会による保存運動が始まり、1943年には水産庁「未来に残したい漁業漁村歴史文化財百選」に認定され、地域住民と都市サポーターとの交流拠点として積極的に活用されてきた。番屋群は津波により流失全損したが、協議会にNPO、大学や専門家、地元住民など内外のサポーターらを加えた実行委員会が組織され、番屋再生に向けた構想づくりや、番屋の再建準備に着手された。そうした中、田野畑村が国の復興交付金を受けて番屋群の再生を実施することが決定し、2013年秋、造成や植栽などの外構工事が着工されるに至ったため、本プロジェクトに寄せられた寄付金419,500円を机浜番屋群再生プロジェクト実行委員会委員長(石原弘田野畑村長)に贈呈した。

机浜番屋群再生プロジェクト 寄付額 419,500
事業実施期間 2012年4月1日~2013年12月31日(終了)

尾形家住宅修復保存プロジェクト(宮城県気仙沼市)

気仙沼湾の東岸の岬に位置し、200年以上の歴史を有する旧網元の民家。
地震により全壊し、津波で押し流されたが、約100m移動した位置で茅葺き屋根が発見された。建築や民俗の専門家、多くのボランティアによって修復保存に向けた茅葺き屋根と小屋組の解体、瓦礫の中からの部材や民具の救出などが実施された。
再建築と、地域に根差した文化財としての活用を目指すため結成された「 気仙沼・尾形家修復保存会」の活動にパートナーとして協力している。
気仙沼全体の被害が甚大だったため、復興は道半ばとなっているが、来るべき再建に備え部材の修理・保存に協力している。

尾形家住宅修復保存プロジェクト 寄付額 1,252,431 円 
事業実施期間 2012年4月1日 ~ 2018年9月30日(終了)

支援を受けた方の声

賛同者 (五十音順・敬称略)

賛同者からのメッセージ

オフィシャルサポーター

※オフィシャルサポーターとは、本プロジェクトへの寄付金または、本プロジェクトへの寄付金および日本ナショナルトラストへの賛助金額の合計が100万円以上の企業および団体です。