駒井家住宅温室修理　工事のご報告
 
駒井家住宅の温室は、これまで室内から美しい庭園の風景を眺められる休憩場所と、卓先生の研究活動やJNTの事業内容について理解を深めるための展示空間として活用していました。
ところが、建物の老朽化が進み、樋が壊れて雨水が木部にかかったことで部材の腐食が進行していることが分かりました。特に南面の土台は早急に取替が必要であることが分かりましたが、駒井家住宅も新型コロナウイルスの影響を受け一般公開等を制限せざるを得ない状況が続き、収入が激減していました。

そこで、まずは応急処置で凌ぎながら、募金活動を行い、特に緊急性の高い温室西南角部分の修理を急ぐことにしました。2022年2～3月にJNTで行った募金活動では、総額320,052円が集まりました。
この募金全額を使って3月7日～23日にかけて工事を行い、土台の解体と新設、建具と水切りも新設し、割れた樋を新しいものに付け替え、樋受金物を増設しました。工事を無事に終え、室内への漏水が発生しないことを確認しました。

この度の温室修理にご支援、ご協力いただいた皆様にこの場でご報告させて頂くとともに、心よりお礼申し上げます。おかげを持ちまして温室を健全な状態に維持することができ、ご見学の皆さまにも快適にご利用いただくことができます。誠にありがとうございました。

また、今後の本格的な温室修理に向け、駒井家住宅のマネージャー及びボランティアの皆さんが現地でチャリティイベントを行っています。引き続きご支援いただけますよう、お願いいたします。